アマゾン・マナオス3年間

 アマゾンの「Manaus」での生活(1998年4月〜2001年3月)について公開します。

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1999年11月28日(日)
「ゴキブリ」

  
 マナオスにも、ゴキブリがいる。日本のゴキブリと違うところは、1.5倍くらいの大きなゴキブリがいるところだ。

 大きいゴキブリは羽が薄い色で動きが少し鈍い。普通サイズのゴキブリは日本と同様に動きが素早い。台所やトイレ、居間、寝室等、場所を問わずどこでも現れる。

スプレー殺虫剤をスーパーで売っているのでそれを使って動きを弱め、新聞紙などで叩いて撃退する。ゴキブリのあの形やつやのあるあの色はどうも好きになれない。


 ある夜のことである。ベッドで寝ていると、何か右手の腕に虫がはっている様な感触がする。数度、払いのけるが、また何かが手の上を動いている。眠りの中だからよくある錯覚かも知れないとは思ったが、念のため眼を開けて右手の方を見ると、黒い小さな物体がススス−と動いてのベットの向こう側に消えるのが見えた。

 「あ、ごきぶり!!」。眠りから覚めてすぐだが、苦手な虫なのでとっさに判断できた。ちょうど、その日は運よく満月で物を見ることができた。すぐに電気をつけベットの下を見ると、「いるいる、ゴキブリが」。

 すぐに殺虫剤を取りに行く。そして、「よくも手の上をはいまわってくれたな」と言いながら、スプレーをかける。そして弱ったところをみはからって新聞紙で叩いて終了。それにしても、いやな感触だった。


 小学校時代にもそんな思い出がある。それは、私が小学校3年生の頃のことである。私の家のすぐ横の家の倉庫の中にあったわら(稲の茎を干した物)の中で3人くらいであばれて遊んでいた。

 夕方になり、遊びが終わって自分の家の土間に入った。迎えた母親が「おかえり」と言った途端、足の下の方が変な感触がするので、下を見たところ、ズボンの中から靴の方に向かって10センチくらいのムカデが這って出てきた。わらの中にいたムカデが何かのはずみでズボンの中に入ってしまったのだ。噛まれなかったことは、本当に運が良かった。あのムカデの感触はまだ記憶にある。


            (写真は、2000年の体験学習)

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