アマゾン・マナオス3年間

 アマゾンの「Manaus」での生活(1998年4月〜2001年3月)について公開します。

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1998年4月11日(土)
キャンプ生活

 
 2日間のトロピカルホテル滞在の後、アパートに入居する。アパートの契約はすでに学校の職員が済ませていた。アパートは、蛇口から水は出るものの部屋には裸電球が1つで、つかない部屋もある状況である。ガスは来ているが、ガス台はなく火は使えない。

 何日間かは、火のない生活、冷蔵庫のない生活、暑くてクーラーのない生活、板の間に寝る生活が続く。夏のバンガローのキャンプ生活と同じである。ほとんどのものが揃っている日本での生活の便利さ、火や電気の有り難さが身にしみてわかる。

 数日後、マナオスショッピングセンターに日常生活品の買い物に行く。ここは、全館冷房が効いていて、当初はマナオスにこんなところがあるのかと驚いた。

 品数や製品の性能は劣るが、ジャスコのような感じだ。ガス台、冷蔵庫、蛍光灯、クーラー、食器・・・と買ってくる。アパートには何もなかったので、新婚生活のように色々買い揃えた。

 蛍光灯、温水シャワー、クーラー、ガス、洗濯機等の取付けを山田さんとオズマ君にしてもらう。物が揃うにつれ、日本での生活と同じ程度になる。

 マナオスの家具等の配達のシステムは、配達する人と組立てや取り付けをする人が別々である。そのため、組立てや取り付けをする人は数日後にやってくる。

 最初はいつ来るのかといらいらする日が続くが、「ここは、そんなものだよ」と言われた。日本は取り付けにしても修理にしても実に素早い。対応の早いのに慣れているので、調子が遅くていらいらし、さらにはそれを越えて怒りがこみあげてくるが、日がたつにつれてあきらめに変わっていく。


            (写真は、アパートからのアマゾンの日の出)

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